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ご案内

この勉強会は合成生物学(シンバイオ)-ナノバイオ-システム生物学に興味をもっている方を対象にした勉強会です。

第1クールは、『Molecular Biology of the Gene(遺伝子の分子生物学)』を揉みます。
第2クールは、『高分子の界面・コロイド科学(コロナ社、川口正美 著)』を輪読します。

合成生物学は、細胞工学がメインですが、それに論理回路やゲーム理論のようなロジックを微生物に人為的に組み込んで、そのシステムの作動原理を「創って理解する」といった潮流にあります。
また、ナノバイオは、同じく細胞工学がメインですが、化学やマイクロ工学を駆使して細胞内イベントを解明したり、もしくはそれを応用したウェットな分析・合成装置の開発したりといった研究の流れにあります。
システム生物学は、細胞内のイベントをA+B→Cという関係性の連鎖でネットワークにして(連立方程式にしたりグラフ理論にしたり)解析し考えることで、生命とは何かについて私たちに理解を促すようです。 また、最近ではこれらをさらに融合させた秀逸な研究例も報告されるようになってきました。
豊田自身は、生命起源と生命そのものの本質が研究者としての生涯のテーマであり、これらどちらにも興味があるため、学年、学科、学部を乗り越えたオープンな勉強会(学生-教員も含めて)を考えております。


やりかた

第1クールは、分子生物学をほとんど知らない参加者が大半です。このセミナーで「Geneを一人で読んで理解するより、このセミナーに参加することで大概を短期的に理解できて(細部でわからないことが出てきても)、得した。」と参加者が共有できることが最終目標です。発表者は、担当する章で何が書かれているか、図を中心に説明する。一つ一つ羅列でなく、大事な箇所を分別し(そうでない箇所は削ってでも)、発表時間で論理的に(起承転結で)説明することを望みます。ホワイトボード記述もしくはレジュメ(印刷は豊田に申し付けてください)を願います。ログは豊田がつけます。

第2クールは、コロイド・界面化学をまったく知らない参加者が対象です。この勉強会は、もともと計測化学研究室の4年生のために行うものですが、オープンにいたします。参加者が全員、記述してある内容を理解できることを目指します。発表者は、担当する章で何が書かれているか、発表時間で論理的に(起承転結で)説明することを望みます。また、発表レジュメを用意してもらい、理解しやすくする補助資料も歓迎します(印刷は豊田に申し付けてください)。ログはつけません。

次回勉強会予告

第1クール

終了しました。

いかにDNAという分子がおかしな高分子で、タンパク質という さらにへんてこな高分子が、小分子系の有機化学のみでは考えられず、 トポロジーや物理を取り入れて考えてゆかねばならないかを学ぶ 機会になったのではないでしょうか。担当者の皆さんもありがとうございました。

第2クール

6月25日(水)10:30-12:30
工学系総合研究棟2階第1会議室
担当者:内山

第6回:界面における高分子の形態とその測定法:3

概要:
3.3. 測定法とその原理


文責: 豊田太郎 
(Email: toyotaro★faculty.chiba-u.jp, URL: http://chem.tf.chiba-u.jp/~toyotaro/index.html

勉強会ログ

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