勉強会ログ第1クール第7回
平成20年5月7日
講演者:冨永・久保
講演題目:『Molecular
Biology of the Gene』第6章、第7章
場所: 工学系総合研究棟5階第1会議室
参加者:豊田含めて6名
・ 第6章:(冨永君のレジュメ抜粋)
・ 1.RNAの構造
1. RNAがDNAと異なる点:
1. 糖:リボース
2. 塩基:チミンの代わりにウラシル
3. 鎖:1本鎖でいることが多い
2. 1本鎖でいることについて
3. 局所的二重らせん構造・・・A型DNAに似ている
4. (質問)なぜB型DNAにならないのか?→おそらく糖がデオキシリボースでなくリボースなので嵩高い
5. ステムループ構造、テトラループ構造
6. 結び目のような構造もできる
7. GU塩基対など、ワトソン―クリック型でない塩基対を形成
8. 3塩基対でつくる構造もあり。(tRNA)
9. 酵素としてはたらくRNA(リボザイム)
10. RNアーゼP・・tRNAを大きな前駆体RNAから切り出す、RNAのスプライシングで働く酵素
11. ハンマーヘッド型リボザイム・・2’,3’環状リン酸をつくるようにしてRNAを切断
12. (質問)どうやったらターンオーバーを1から多くすることができるか?→ハンマーヘッドを2つに分けて、基質と酵素の2つの役割に分ける
13. RNAワールド・・RNAのみに基づいた原始生命世界
・ 第7章:
・ 1.染色体とは
1. DNAとタンパク質の複合体
2. メリット:DNAをコンパクトにする、DNAを保存(単独だと不安定)、細胞分裂における正常な分配
3. (コメント)人工細胞をつくる研究でも、正常な分配がもっとも難しい
4. 倍数体:
1. 原核細胞・・1
2. 真核細胞・・1(←生殖細胞)もしくは2以上
5. DNAがコード部は5%で、非コード部は95%
6. イントロンとしてRNAの段階で省かれて編集されてしまう
7. (質問)splicingの日本語訳は?→「〜をつなぎ合わせる」
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